ヴィオニエは白葡萄の中でも個性的な品種といえます。
フランスのローヌ北部産が有名ですが、栽培が難しいといわれ、クラインがソノマのノースコーストで栽培を開始した1990年当時は、カリフォルニアの生産は20トン程度でした。
しかし、冷涼な気候にあうことが認められ、10年後には300倍近い生産量となり、最近、カリフォルニアでも注目されている品種です。
クラインのヴィオニエは、カリフォルニアのヴィオニエの草分けといえます。
麦わらのような色合い、アプリコットや白桃を思わせるふくよかでみずみずしい果実味にあふれ、それでいて涼やかなキレのある味わいに仕上がっています。
きりりと冷やすと、カニやえびなどでもあいますが、スパイシーな料理にもマッチします。夏にぴったりの白ワインです。
クラインのこだわりは、葡萄だけではありません。
ワインを造る過程にもこだわり、100%太陽電池で運営する環境保全型ワイナリーの第一号としても知られています。
日本でも、シャープのソーラーパネルのCMや、NHKの番組などで紹介されています。